学会発表を行いました

第5回日本在宅医療連合学会大会

  • 令和5年6月24日~25日に新潟県で開催されました「第5回日本在宅医療連合学会大会」において、当院から病院長及び訪問看護師2名が参加し、それぞれ学会発表を行いました。
「当院で経験した末期直腸がんに対する在宅緩和治療の一例」
病院長 清野義胤
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発表を行う清野病院長
(概要))
入院での緩和治療(麻薬点滴による痛みのコントロール)から、在宅での緩和治療(麻薬テープ剤による痛みのコントロール)に移行した患者さんに対して、緩和ケア認定看護師も同行訪問し麻薬持続点滴皮下注射に切り替えて苦痛を和らげて、在宅看取りを行うことができた症例
「COPD終末期に在宅ハイフローセラピーを行った利用者との関わり」
訪問看護ステーション所長 鈴木恵美子
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発表を行う鈴木看護師
(概要)
患者さんの強い希望もあり在宅でのハイフロー酸素療法(酸素を加温加湿しながら鼻につけたチューブから投与する治療法)を当院訪問看護ステーションで初めて導入し、家族や関係スタッフがワンチームとなり、在宅療養をさせることができた症例
「訪問看護師が行うACPの実際とコミュニケーション」
 訪問看護ステーション看護師 箭内美沙枝
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発表を行う箭内看護師
(概要)
治療をする患者さんに対する継続性、連続性のあるACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議について、訪問看護師の立場から自己開示や信頼関係の構築の重要性を改めて考えることができた症例

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会場前にて

令和5年度福島県国保地域医療学会

  • 令和5年7月1日に開催されました「令和5年度福島県国保地域医療学会」において、当院訪問看護師が学会発表を行いました。
「訪問看護師が行うACPの実際と課題」~療養の場を移行したA氏への関わり~
訪問看護師 箭内美沙枝
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 (概要)
がんと診断されたA氏。治療経過の中で予後不良と診断され、痛みのコントロールへの移行となった。病院、在宅、最終的には緩和ケア病棟で亡くなられたが、訪問看護師として行ったACP(アドバンス・ケア・プランニング)=意思決定支援を振り返り、介入のタイミングの重要性や療養の場が変わっても情報共有が図られるツールの必要性を再認識することができた症例